マイルス・デイビス

音楽というものは

そのときどきの情景と

深く結びついているといわれます。

 

サンセットをまったり眺めているときに

流れていたメロウな曲は

 

リラックスした幸福感で

心に刻まれることでしょう。

 

初の海外旅行で

当時、グアムのビーチ

 

チェアーに横たわり

サンセットで流れていた

 

 

ネッド・ドヒニーの

「ハードキャンディ」を聴くと

情景が蘇ります。

 

 

1976年に発表され

今でも、AORの元祖とされ

心に刻まれる名盤のひとつです。

 

 

当店でもたまに流れていますが・・・

 

 

もうひとつ

私自身

衝撃を受けたのが

 

 

「マイルス・デイビス」

 

 

ご存じジャズの帝王ですね。

 

 

20代前半に、下北沢のとある喫茶店に入り

そこで流れていて

 

 

当時は

ロックしか聴かない若者でしたが

虜になりました。

 

 

モダンアンティークな店内

モダンジャズ

歴史を感じるカップに

注がれ、でてきた

癖のある珈琲

 

 

「これが大人かぁ」

なんて思ったものでした。

 

 

以前のジャズは、いわゆる

「コード進行」に基づいてアドリブを展開するものが

主体でしたが

 

マイルスの演奏は

「コード進行」にとらわれない

自由なアドリブで

 

ハーモニーの束縛を解放した

「モード手法」というものが特徴的です。

 

昨今、その手法を用いた

「フリージャズ」というスタイルも確立され

 

ジャズ界に大きな影響と

功績を残した人物です。

 

 

 

「失敗を恐れるな。失敗なんてないんだ。」

 

 

マイルスがよく口にしてた言葉です。

 

 

金管楽器が奏でられたら

よかったなー。なんて思うこの頃。

 

 

当店のスピーカーからは

今日も、彼のトランペットが響いております。